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認知症介護の心構え~その1

認知症の方を介護するにあたっての心構えがあります。
認知症の症状など医学的なことを理解することも重要ですが、実際に認知症の方を介護する場合には認知症の方が生きる世界を認識してあげることです。
認知症を実体験したことがないことから、認知症の方が何を考え、何をしようとしているのか理解することは難しいですが、少しでも理解するよう努力することです。
また、認知症の方に対応する際に十分配慮しなければならないことがありますので、以下に事例と共に挙げてみましょう。

1.認知症の方を見守りましょう
認知症の方の行動をむやみに制限することや、声をかけることはしないで、認知症の方を観察するという目を持ちながら見守りましょう。
事例:一生懸命ごみ拾いを行っている、タンスの引き出しから洋服を出し入れするといった行動に対して、「汚い」「やめて」などの声や手を出すことなく、見守るようにしましょう。

2.認知症の方の気持ちを理解できるようにコミュニケーションを図りましょう
認知症の方と接する際には、十分に話を聞くことによって認知症の方の気持ちを支えてあげましょう。
事例:「何をしたいですか」「どうされましたか」などと質問をすることや、「それは楽しいですね」「心配でしょうね」などと相手の気持ちに共感するような言葉をかけましょう。

3.認知症の方の興味のあること、関心があることを探りましょう
まずは認知症の方が有する現状の能力を知りましょう。その後、どのようなことに興味や関心があるのかを探りましょう。
事例:興味や関心があることが家事や掃除であった場合、認知症の方が有する能力のレベルに合わせた役割を与えてみましょう。
認知症の方に好まれる関心事としては、習字や裁縫、絵画、貼り絵などがあります。

4.認知症の方に行動してもらいたい場合には、スムーズに誘導するように工夫しましょう
認知症の方をトイレやお風呂にいってもらいたい場合には、視線を合わせた後に名前を呼んでから誘導しましょう。
その際には、認知症の方が行動しやすいように工夫が必要となります。
事例:入浴する際には認知症の方に声をかける前に準備は整えておきましょう。認知症の方を待たさないことは重要なポイントとなります。
そして、「○○さん、足がむくんで辛そうですね。お風呂で温めましょうか。」と声をかけてみましょう。その後、入浴する気になったらすぐに次の行動を取れるようにしておきましょう。
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